要介護認定・要支援認定(ホームヘルパー2級 研修15回目)
母の介護をしていて、介護のスキルがアップすれば、介護も楽に出来るようになるのではと、訪問介護員(ホームヘルパー2級)養成研修を受けています。今日は15回目で、昨日途中で終わった介護保険制度の仕組みでした。
保険料
第1号被保険者保険料の徴収
保険料の徴収方法は、特別徴収と普通徴収にわかれていて、特別徴収は年額18万円以上の老齢年金、退職年金、障害年金、遺族年金を受給している人を対象に、それらの年金支給時に年金保険者が天引きし、保険者である市町村に納付するやり方。
第1号被保険者のうち、約8割が特別徴収の対象者。普通徴収は、そうした年金が年額18万円に満たない人や年金がない人などが対象となり、市町村が納付書を発行して金融機関経由で納付してもらう。
第2号被保険者保険料の賦課と徴収
第2号被保険者の保険料は、その所属する医療保険ごとに、医療保険料と一体的に賦課(租税などを割り当てて負担させること)・徴収される。
要介護・要支援認定
介護保険給付の対象となるのは、要介護状態または要支援状態と認定された被保険者。
要介護状態とは、6ヵ月以上に渡り、継続して常時介護を要すると見込まれる状態にあり、要支援状態には該当せず、要介護1から要介護5のいずれかに該当するもの。
要支援状態とは、6ヵ月以上にわたり、継続して常時介護を要する状態の軽減、もしくは悪化の防止に特に資する支援を要すると見込まれる状態で、または身体上もしくは精神上の障害がある為に、6ヵ月以上に渡り継続して日常生活を営むのに、支障があると見込まれる状態であって、要支援1もしくは要支援2のいずれかに該当するものである。
第2号被保険者の特定疾病
65歳以上の第1号被保険者の場合には、要支援・要介護状態の発生原因を問われることはないが、40歳以上65歳未満の、第2号被保険者の場合には、その発生原因が特定疾病によるものであることが要件となる。
要介護・要支援の認定を受けるには、申請書に被保険者証を添付して、保険者である市町村に申請する。
認定調査は、申請を受けた市町村が、認定調査員の職員を派遣して、身体機能、起居動作、生活機能、認知機能、精神・行動障害、社会生活への適応など、67項目の基本調査(面接調査)を行ない、認定調査の結果はコンピュータに入力されて、要介護認定等基準時間(この時間数はあくまでも介護の手間を測るものさしであって、実際に必要とされる介護時間を示しているものではない)を基礎とした一次判定が出る。
介護認定審査会による二次判定
介護認定審査会は、一次判定結果を基礎としながらも、認定調査票の特記事項や、主治医意見書に記載されている医師の意見などにもとづき、国が定める認定基準に照らして、要支援・要介護のレベルについて審査判定を行なう。
認定結果通知は、申請日から30日以内にしなければならない。認定は、申請日にさかのぼって有効になるので、申請者は、認定結果通知が来るまで待つことなく、申請後はすぐに介護保険サービスを利用しても、保険適用になる仕組みになっている。
介護保険審査会への審査請求
要支援認定・要介護認定の結果や、保険の決定などに不服がある場合には、都道府県に設置されている介護保険審査会に対して審査請求をすることが出来る。
以上テキストから抜粋してます。
介護保険事務士 基礎編のテキストは第1章から第7章まで有りますが、昨日・今日と講習を受けた、第1章の介護保険制度の創設、第2章の介護保険制度の概要までが、テスト範囲の半分以上を占めていると講師の先生の言葉でした。
1・2章のテキストを読み返さなくてはなりませんが、、、なかなか出来ません。ホームヘルパー養成研修は、後38回の講習や実習が予定されています。母の介護のスキルアップに頑張らなくては。
関連記事
- ホームヘルパー2級 養成研修 修了式
- 実習報告会4日目(ホームヘルパー2級 研修52回目)
- 実習報告会3日目(ホームヘルパー2級 研修51回目)
- 実習報告会2日目(ホームヘルパー2級 研修50回目)
- 実習報告会(ホームヘルパー2級 研修49回目)
- 高齢者疑似体験(ホームヘルパー2級 研修48回目)
- 入浴の介助(ホームヘルパー2級 研修47回目)
- 差し込み便器での介助(ホームヘルパー2級 研修46回目)
- 衣類の着脱の介助(ホームヘルパー2級 研修45回目)
- ベッドからポータブルトイレへの移乗(ホームヘルパー2級 研修44回目)
- 実習最終日は2度目の同行訪問(ホームヘルパー2級 研修43回目)
- 介護実習2日目(ホームヘルパー2級 研修42回目)
- パタカラ体操の歌(ホームヘルパー2級 研修41回目)
- 介護実習2日目は同行訪問(ホームヘルパー2級 研修40回目)
- デイサービス施設を見学(ホームヘルパー2級 研修39回目)
- 実習オリエンテーション(ホームヘルパー2級 研修38回目)
- 就職支援・就職活動日(ホームヘルパー2級 研修37回目)
- ベッド上で寝たままの洗髪(ホームヘルパー2級 研修36回目)
- 入浴の介護(ホームヘルパー2級 研修35回目)
- 食事の介護(ホームヘルパー2級 研修34回目)
- ホームヘルパー2級 研修33回目の授業を欠席
- 車椅子での移動の介護(ホームヘルパー2級 研修32回目)
- 誤嚥の対応(ホームヘルパー2級 研修31回目)
- 介護者には技術より心(ホームヘルパー2級 研修30回目)
- 衣類着脱の介護(ホームヘルパー2級 研修29回目)
- 車椅子への移乗の介護(ホームヘルパー2級 研修28回目)
- 寝床上での体位・姿勢変換(ホームヘルパー2級 研修27回目)
- 介護の心構え(ホームヘルパー2級 研修26回目)
- レクリエーション体験学習(ホームヘルパー2級 研修25回目)
- サービスコード表に書き込み(ホームヘルパー2級 研修24回目)
- 介護給付費の請求、返戻・査定(ホームヘルパー2級 研修23回目)
- 介護給付費明細書での注意点(ホームヘルパー2級 研修22回目)
- 通所介護・デイサービス(ホームヘルパー2級 研修21回目)
- 介護予防訪問介護(ホームヘルパー2級 研修20回目)
- サービスコード表(ホームヘルパー2級 研修19回目)
- 介護保険事務士の労務管理(ホームヘルパー2級 研修18回目)
- コンプライアンスと介護報酬(ホームヘルパー2級 研修17回目)
- 介護報酬とケアマネジメント(ホームヘルパー2級 研修16回目)
- 要介護認定・要支援認定(ホームヘルパー2級 研修15回目)
- 2000年4月に介護保険制度開始(ヘルパー2級 研修14回目)
- 事例報告のまとめ方(ホームヘルパー2級 研修13回目)
- ロールプレイの実践(ホームヘルパー2級 研修12回目)
- バイスティックの7原則(ホームヘルパー2級 研修11回目)
- ホームヘルパーの職業倫理(ホームヘルパー2級 研修10回目)
- 生活援助の目的と自立支援(ホームヘルパー2級 研修9回目)
- 福祉用具に関する知識(ホームヘルパー2級 研修8回目)
- 高齢者に多い嚥下困難(ホームヘルパー2級 研修7回目)
- 結晶性知能と流動性知能(ホームヘルパー2級 研修6回目)
- 加齢による老化(ホームヘルパー2級 養成研修5回目)
- 就職支援と障害・疾病の理解(ホームヘルパー2級 4回目)
- ホームヘルプサービス概論(ホームヘルパー2級 研修3回目)
- 要介護状態とは?(ホームヘルパー2級 研修2回目)
- ケアサービスの意義(ホームヘルパー2級 研修1回目)
コメントする